066 アーチェリーと目と私③
コンタクトレンズを買った1時間半後に、落として無くすという衝撃的な瞬間の後、地面に這いつくばって探し続けました。
衝撃的過ぎて、その時の状況は今でもはっきりと覚えています。
降ったり、止んだりの霧雨模様…
濡れて黒くなったアスファルト…
明かりは通過する車のヘッドライト…
その後、三十分以上探し、遂に見つけることができました。
■コンタクト落としてしまいました事件
(アーチェリー編)
その三年後、大学4年のリーグ戦(対専修大学戦)、シーソーゲームの大接戦の試合中、私、やっちまいました…
行射中に、コンタクト落とす
コンタクトを落としたことは意に介せずに、すぐに残り矢をつがえました。
矢を射ち切れない(=タイムオーバー)と点数が低くなり、勝敗に影響が出る可能性があるのはもちろんですが、我が大学では、やっちまうと、恐怖のお説教とビンタが待っています(記憶が定かではありませんが、もしかしたら、リーグ戦なので、一発で坊主だったかも)。必死です。
裸眼視力0.06な私は、的がぼんやりとしか見えない状況でしたが、目を凝らし、絶体絶命の大ピンチの時の祈りの言葉を唱えながら射ちました。
南無八幡大菩薩
願わくはこの矢
外させ給うな
矢を射ち切れない(=タイムオーバー)と点数が低くなり、勝敗に影響が出る可能性があるのはもちろんですが、我が大学では、やっちまうと、恐怖のお説教とビンタが待っています(記憶が定かではありませんが、もしかしたら、リーグ戦なので、一発で坊主だったかも)。
576本(=1人72本×8人分)の合計で競うのに、たった1本が、勝敗を決することがあります。白に行ったあの1本をせめて赤で止めていれば…なんてことはちょこちょこあります。
南無八幡 南無八幡 南無八幡 …
とにかく必死で射ちました。
そして、矢取りし、振り返ると、感動的なシーンが…
敵、味方みんなで私のコンタクトを探してくれているではありませんか。
その後、しばらくして、見つかりました。その場で洗って装着し、戦いました。
○ 我が大学 ☓ 専修大学
4669点 4668点
まさかの1点差でした。一人の持ち点(満点)は720点です。各大学11名でチームを組みます(それをイレブンと呼ぶ)。その上位8人(エイトと呼ぶ)の合計が、何と一点差だったということです。
真実は映画より奇なり
うーむ、何とも申し訳ございませんでした。
続く…