064 アーチェリーと目と私①
あれは、中学3年生の冬休みでした。当時、私は、周りの連中と同じく、受験勉強に力を注いでおりました。
実はその時から、入学したらアーチェリー部に入ろうと何となく思っていました。
さて、そんな冬休み、塾の冬期講習に通っていたのですが、毎日の周りの風景が日に日にぼやけていきました。五日前には、はっきり読めていた看板の文字が、あっという間に読めなくなりました。
めちゃめちゃ一気に視力ダウン。
1.5 → 0.6
高校時代には、確か0.3だったような。
アーチャーにとって、低視力は大問題です。消費税の導入よりも大問題でした。
眼鏡かければいいしょ
確かに眼鏡があると、的が見えるようになります。天候が悪くなければ、不便ではありますが、まー、何とかなります。
ですが、問題は、雨天時と降雪時なのです。エイミング中、レンズに滴が一つ乗っかっただけで、その位置によっては、的が歪みます。ましてや土砂降りだと、
悲惨です。
悪天候での試合では、いつもこれに泣かされていました。悔しい思いもしました。
だから、こう思いました…
コンタクトレンズが欲しい
続く…