040 箱根駅伝でした。
謹賀新年
さてさて、新しい年を迎えましたね。
この年末年始は、大忙しでした。
忙し過ぎて…
いつもは紅白歌合戦を見ながら年賀状を書くのですが、今年は、箱根駅伝(復路)を見ながら書くことになってしまいました。
箱根駅伝
母校が上位で頑張っていたので、応援に熱が入り過ぎて、年賀状書きは一向に進まないのでした。
大学時代、一度だけ応援に行きました。二日目、芦ノ湖、復路のスタート地点です。
その日、私は仲間と共に、朝の4時過ぎに芦ノ湖に到着しました。駅伝の像と写真撮影をしたり、応援の練習をしたりしていました。とにかく、寒かったです。
スタート地点近辺は、それぞれの大学の応援エリアが決められています。日の出前から続々と、学ラン姿のあちこちの応援団が現れます。そして、スタートの1時間前には、各大学の応援部隊の集結が完了し、応援が始まるのでした。
エールに、三三七拍子……
頑張ります。
大学歌、応援歌………
知ってる歌は大声で、知らない歌は
口パクで…。
箱根の山に、若人達の熱き声がこだまします。
しかし…
1時間もやり続けると…
飽きる
(ごめんなさい)
歓声が一気に大きくなる。
… 始まった??
号砲は、激しい応援に掻き消されて分かりません。
ボルテージが一気にMAXに。
そして、選手が…
来たー!
えっ?
ええぇー?
ほんの一瞬でした。
あまりにも速く、短距離走の速度で駆けていきました。TV中継とは全く異なります。選手が見えた瞬間、既にその姿は消えているのです。あんなスピードで長距離を走り続けるなんて……
凄すぎる
そしてもうひとつ凄いこと。
応援団。
彼らは、日本中が注目するこの大舞台で、世界で一番大きな声で応援しているにもかかわらず…
選手に背を向けている。
立ち位置を考えると理解できると思いますが、彼らは選手を全く見ることができないのです。
この姿に 心底、感動しました。
日の出前に集合し、一時間以上応援し、選手を見たのは一瞬で、撤収もあっという間でした。
あの日、応援に行って本当に良かったと思います。心に深く刻み込まれた思い出のひとつです。おかげて、今でもお正月は、テレビに釘付けで応援しています。熱が入ります。
今年も 感動の涙、泪、涙でした。
ありがとうー!
感動を与えてくれた選手にお礼を言うと、私の箱根駅伝が終わります。
気付くとテレビの前のテーブルの上には、ティッシュの巨大な山が築かれているのでした。
元旦はいつもよりも早く寝ます。
追記
あの日、私は応援に行くために、帰省していた実家から、一月一日に、自分の家へ戻りました。「お正月にやっと帰ってきたんだから、あと1泊くらいしていきなさい」という母の言葉にカッコよく背を向けて…
翌日…
仲間からの電話で目を覚ましました。
そして、テレビをつけると、そこには…
既に4区。
駅伝初日、現地で応援するために、父と母、ついでに遠距離恋愛の彼女にも背を向け、元旦に戻ってきたにもかかわらず……
寝過ごしました。
そんなこんなも全部ひっくるめて、色んな想い出と熱い思いを持って、箱根駅伝の中継にかじりついているのでした。