037 そして大会です。
いよいよ記録会。
2時間以上も前に、会場入りをして、時間をかけて、念入りにストレッチしました。
心配していた右肩の鋭い痛みはほぼありません。
痛み止め注射、偉大です。
やれる。 今日こそ、やれる!
高得点を叩き出したとき、誰に伝えようか…
そんなことをニヤニヤ考えながら、ストレッチをいていたその時、
ボキッ
またしても体にトラブルが…
右肩甲骨右斜め下、突然激痛
これはもう、絶対に、すぐ射つのを止めるレベルです。
普段ならそうしています。
しかし、今回の大会は、目標の達成がかかった大一番です。止めるわけにはいかんのです。
男は前に進まねばならんのです。
そう自らを鼓舞しながら、無理して出場しました。
射つ度に、激痛が走ります。
我慢しました。歯を食いしばりました。
点数が思うように伸びません。
何回か、Мを叩いてしまいました。
そんな状況でも、不思議と、途中棄権しようとか、そんな気は起きませんでした。最後まで前向きに戦うことができました。
そして、気になる成績は…
ちーん
こういう展開のときは、ドラマや映画、漫画や小説では、逆転とかして、感動の涙でハッピーエンドとなるものだと思いませんか。
私の場合、そうではありませんでした。
うっ、うっ
ボロッボロの前回よりは、点数は良かったですが、ぼろっぼろでした。530点どころか、500点にも満たなかったです(というか、もっともっと低い)。
ふふふ、まだまだだな。
あー、悔しい!
負けたときの、この悔しさ、惨めさ、辛さ…
懐しい(笑)
こんな感情も含めて、実感しています…
戦いの場に帰って来れたんだ。
心身ともに復活するには、少し時間がかかりそうです。
この半年、頑張ってきて、本当に良かったな、と思います。
だが、悔しい。 少し泣きました。
次回、「再び立つ(予定)」、お楽しみに。