アーチェリーに燃える親父のブログ

45歳で再び始めた男の紆余曲折悪戦苦闘日記

017 無知ということ。

 

 

 この一週間、スタンスについて考えました。

 

 高校時代は、ストレートスタンスでした。本を見たらそれが「普通」みたいに書かれていたので。

 当時、オープンとクローズがあるのは本を見て知ってはいましたが、どうしてそうするのが良いかということは知りませんでしたし、さほど興味がありませんでした。

 別に立ち方なんてどうでもいいと当時思っていました。

 

 無知って怖い。

 

 

 

    ← 高校時代読んでいた本。

 

 

 当時、私たちのアーチェリーについての知識は、図書室にあったこの一冊の本が全てでした。

 

 ここに書かれていないことは分からないし、そもそも書かれていてもよく分からない…。

 

 この小さな本をみんなで何度も読みましたが、分かったような分からないような…。

 

 理解できたことは、

 

 クロマニヨン人が洞窟に弓矢を使った狩猟の絵を描いていた、とか、矢の初速は新幹線と同じくらい、とか、フライング競技では800mも飛ぶ、とか、俺の弓でも45度で射てば250m以上飛ぶ、とか、そんなことでした。

 

 理解できたのは、アーチェリーの上達に繋がらない内容ばかりでした。

 

 

 

 大学で洋弓部に入部したときに、初めて正しいノッキングポイントの作り方を見ました。

 

 くるくるくるくるきゅひゅひゅひゅひゅひゅ……

 ノッキングポイントが出来上がる様子に驚きました。あの本に描かれた解読できなかった解説図でしか見たことのないノッキングポイントが目の前で作られていく…。

 

 本当に感動しました。

 

  経験のある先輩も経験のある顧問もいないが故の恐ろしい世界・・・

 

 今のようにネットもなく、動画という概念もない時代のお話でした。

 

 

 教訓 

 分からない奴は、知らない奴より感動できる。