アーチェリーに燃える親父のブログ

45歳で再び始めた男の紆余曲折悪戦苦闘日記

051 仕事が一段落しました。

 

 

 この2か月間は、忙しかったです。そして、何年かに一度の、重く大きな仕事を担当していました。

 

 この3週間は、体調管理にも力を注ぎました。毎日、したくもないのに、予防でマスクを18時間し続けました。疲労を残さぬように、運動量は減らし、ストレッチ中心でした。怪我したり、筋肉痛になったりする訳にはいかないので、アーチェリーの練習もほとんどしませんでした。寝室では、加湿器をフル回転させて、睡眠時の湿度を保ちました。

 

 その甲斐あって、インフルエンザと溶連菌で、周りがバタバタ倒れていく中、私は、無傷で取り組み続けることができました。

 

 この10日間は、その任務のことだけに意識を集中させて生活しました。

 

 

 なのに……

 

 

 先の土曜日、風邪の症状が……

 

 

 

 

よっしゃ、「全力で治すぜ宣言」発令だ!

 

 

 すかさず、通院し、薬を飲んで、布団の中でひたすら静養しました。日曜日、やりたいことにも、やらねばいけないことにも目をつぶり、ひたすら静養し続けました。

 

 

 ふふふ。 さすが俺、

 

 ピンチをニ日で乗り切りました。

 

 

 

 

 そうして、遂に任務を果たすことに成功したのです。

 

 うーむ、いい充実感。

 

 

 

 ということで、今日から本格的に練習再開となりました。仕事や家庭や色んなことで、部活のように、お気楽に毎日練習できないのが社会人ですね。

 

 

 時間を上手にやりくりし、いい顔しながら、進んで行きたいと思います。

 

 頑張れ、俺!!

 

 

 

 

050 市民大会が出発点です。

 

  市民大会

 

 

 高校一年生の冬、私達は、初めて大会に臨みました。

 

 高校一年生の秋の新人戦が、デビュー戦になるのが、普通だと思うのですが、私達は秋の大会に間に合わず、出場していませんでした。

 

 こんな不文律があったのです。当時の私達は、それが当たり前と思っていました。今振り返ると、高校アーチェリー部で、多分、日本中で我々しかいなかったのではないか、とさえ思います。それは……

 

 

 

  親の金は遣わない

 

 

 

 

 私達は、アーチェリーをするために、アーチェリーの練習時間を削って、バイトし、貯めたお金でアーチェリーを買いました。

 

 

 新聞配達、ビル清掃、ハンバーガー屋さん、宅配便(サンタさん役)、引っ越し手伝い…… 

 

 

 私は、朝六時半から授業の開始まで練習し、放課後の練習後は、大急ぎでバイトへ。 日曜日は(当時、土曜日は学校があった)、朝五時半から十三時までバイトして、すぐに練習へ。

 

 

 

 私に限らず、部員全員が、自主的にそうでした。夏休みは、バイトに明け暮れます。

 

 

 よって、自分のアーチェリーを手に入れるのは、夏休み明けなのです。

 

 

 

 

 そうして初めて出場したのが、市民大会だったのです。その結果…

 

 

 高校男子の部 五位入賞

 

 

 結果が出た瞬間、興奮しながら走ってきた先輩と抱き合って喜びを爆発させました。

 

 

 

 

 

 その後、運良く賞状やトロフィーを貰うこともありましたが、この日の入賞の歓びを越えるものはありません。

 

 間違いなく、現在に至る私のアーチェリー人生で、最高の歓びの瞬間でした。

 

 

 

それまで(高校一年生)の人生の中で一番感動しました。

 

 

 

 今でもよく覚えています。

 

 

 

 インドア60射で、400点にも満たないものでしたが、そんなことは関係ありません。次への巨大な意欲へとつながったのですから。

 

 

この日が、私の出発点となりました。

 

 

 

 

 

 あれからちょうど30年経った今回、あの日と同じ市民大会に出場したのです。

 

 

 

 

 一般男子 Bクラス 優勝

    (オールクラスでも二位)

 

 

 

 あの日と同じく、点数は大したことはありませんが、そんなことはどうでもいいのです。

 

 怪我と病で弓を握ることができない日々が、あまりにも多くありました。仕事が忙しく、時間が取れず、思うように練習できない日々が多くありました。

 

 そんな中、遂に大会で60射最後まで射ち切り、賞状を戴くことが出来たのです。

 

 

 

 本当に嬉しかったです。

 

 

 

 

 意外だったのは……

 

 家族に褒められて、嬉しかったです。

まさか、そんな甘ったれた感情が私にあるとは思いませんでした。

 

 

 

 

 

この日を再びの出発点にしました。

 

 

 

 

 

 

 

049 注射しました。

 中指が痛みで動かせなくなり、腫れも大きくなりました。曲がらない指を痛みに耐えながら強引に伸ばそうとすると、パキンって指が跳ね上がります。

 

 まさに ばね指 だったりします。

 

 

 

 まー、仕事が忙しく、整形外科の最終受付時間である18:00に行くことが中々できませんでした。

 

 通院できず、アーチェリーできず、の日々がズルズルと続きました。

 

 

 

 

 先日、ようやく通院できました。とっとと手術して、このばね指問題を解決させたいと考える私に

 

 「もう一回なら、痛み止めの注射できますよ。ま、手術しちゃってもいいけど…」

 

 美人の女医さんは、つまんなさそうに、棒読みで答えました。

 

 

 「面倒なんで、とっとと切っちゃいましょう」

 

 と私が爽やかに答えると、彼女は表情が一変し…

 

 「じゃ、いつやろっか?」

 

 嬉しそうに、無邪気に返してきます。

 

 

      S

 

 …そうだ、この先生、こういう人だった…

 

 

 

 

 ところがここで問題発生。

 

 

 手術自体は15分もあれば余裕で終わるとのことだったのですが…

 

 ① 手術は、朝しかやらない。

 ② 手術は、平日しかやらない。

 ③ 手術は、違う病院でやる。

 ④ なんだかんだで、昼前までかかる。

 

 

 

 働かされ盛りの中間管理職的な40代に、そんな時間はありません。ましてや今は大忙しです。結構、温かい職場なので、半日休んで手術しておいで、と言ってもらえそうな気もするのですが…

 

 

 つい先日、腰痛で一週間入院し、多大なる損害を与えている私には、そんなことは言えません。

 

 

 

 そして、もう一つ… こんな思いが大きくなってきました。

 

 

 早く アーチェリーがしたい。

 

 

 

 方針転換です。痛み止めの注射をお願いしました。

 

 「3月の末に、半日休める日がきっとあるので、その時に切ります。それまで持たせるために注射をお願いします。」

 

 

 少し残念そうになった彼女の表情に、私はとても申し訳なく思いました。

 

 

 

 

 

 指の根元ら辺に、綿棒で赤チンみたいなものを塗られました。注射器を握りしめた途端、サバサバし過ぎの美人の先生の目が輝き始めました。

 

 

 機嫌が直って、良かった…。

 

 

 そんなことを思いながら、その瞬間を待ちました。

 

 

 

 

 ぴっ! 

 

 っと注射器のカバーを、映画のワンシーンのようにカッコよく外すと…

 

 

 ずぶっ!

 

 刺す位置の確認もせずに、迷いも遠慮も優しさもなく、勢いよく刺しました。まさに必殺仕事人の京本政樹のように。

 

 

 

 うっ

 

 

 痛みを必死でこらえる私に、

 

 「ごめんね」

 

 ごめんねという気持ちは全く感じられません。こみ上げる歓びが抑えられない、というオーラだけが伝わってきます。

 

 

 この先生は、切り刻むような手術のとき、大興奮するんだろうな…

 

 

 

  え?

 

 私は気づきました。

 

 

  違う、前回とは…

 

 

 前回よりも深くまで突き刺さっている…

 前回と刺さっている場所が五ミリ違う…

 

 

 

 ううう、

 

 ……何事も勢いが大事なんですね、先生!

 

 

 

結果

 

 痛み止めがしっかり効くのに前回は、二日。

 しかし、今回は、五日。

 

 

 

 

 美人なので、許します。

 

 

 

 

 

 

 

 

048 リムの長さの話

 

 今、発見したことですが…


 「アーチェリー ばね指」


 と検索すると、1ページ目に私のブログの記事が2件ヒットします。
 カイ・シデンならきっとこう言うでしょう…




 「悲しいけど、これ、現実なのよね」
         (機動戦士ガンダム







 どうも40代の男性というのは、ガンダムネタを嬉しそうにちょいちょい入れてきます。あなたの職場にも、きっとそんな人いますよね。




 さて




 この「バネ指問題」、換言すれば、

【引手中指に圧かかり過ぎ問題】

ですが、これには、中々難しい問題が潜んでいるのです。よく言われる、取りかけの圧のかかり方の割合ですが、皆さんはいかがですか?




 大学時代は、人差し指・中指・薬指は、1:6:3と習っていました。




 アチャ本(雑誌アーチェリー)でも、時々、特集が組まれ、バックナンバーでは、沢山の一流選手のインタビュー記事が掲載されていました。


 それを見て、驚きました。


 選手によって、ありとあらゆる掛かり方の割合があるのです。他の本とか動画を読んだり、観たりしていると、何となく、王道というか基本というか、ま、そんなものはあるのですが、結局は…



 自分に合ったものを
 自分で探せ



 ということみたいですね。アーチェリーでは、よく見掛ける言葉です(笑)




 で、私ですが…

 大学時代、1:6:3を目指しましたが、実際、一番収まりが良かったのは…

 0.5 : 7.5 : 2

でした。つまり、中指への負担がとても大きい取りかけでした。昨夏、ばね指になってからは、少し変えて、1:5:4を目指しましたが、気付くといつも、大学時代と同じになってました。




 そして、今回、再び ばね指…







 対策案を練りました。


 ① ひとまず手術する。
 ② 取り掛けの圧の割合は、1:5:4を目指す。
 ③ リムのサイズをMからLへ変えるか
   検討する。




 リムのサイズを、M(68)からL(70)に変更すると何が変わるのでしょうか。一般的に言われているのは…



□メリット
  
 ・取り掛けの圧が弱まる。
 ・弦が鈍角になるので、弦が鼻に付き
  やすくなる。


■デメリット
 ・リムのしなりが弱まるので、矢速が
  低くなる。
 ・矢が硬く出る。
 



 私のハンドルは25で、矢尺は、約29インチなので、選択は、MでもLでも良いとされています。そこで、ポンドが低い軟弱な私は、70mでも、しっかりと届かせるために、Mを選択していました。



 指のことを考えると、Lの方が良いのではなかろうか…。いやいや、ポンド低いんだから、的にしっかり届かないと意味ないだろ…。待て待て、指痛めてたら、そもそも射つことできないだろ…。


 そんな自問自答が繰り返されます。リムを変えると当然、大金を必要とするので、慎重にしたいものですね。






 まずは、手術……(泪)

047 退院しました。すると次は…

 

 

 約1週間の入院期間を経て、無事退院しました。

 

 しばらくは、歩行器を使っての生活でした。これさえあれば、かなり自由な移動が可能です。コツを掴んでからは、移動中に足にかかる重力は、何と0.5割くらいしかありません。

 

 発明してくれたお方、本当にありがとうございます。大感謝です。

 
f:id:archery2017:20180212084304j:image

 その名も「あるこー1S」 歩けます。

 

 

 

 

 アーチェリーの素晴らしさを新たに発見しました。それは……

 

 

 

 腰が多少痛くても、結構やれる!

 

 

 

 ということです。

 

 今シーズン最後のインドア大会に向け、練習再開です。とは言っても、歩くのは、それなりに痛いので、自宅での近射のみです。

 

 

 

 嬉しい。

 

 

 

 射てる喜びを噛み締めながら、射ちました。

 

 射ちました、射ちました。毎日少しの時間でも、黙々と射ちました……

 

 

 

 あれ? これってもしや……

 

 

 

 引手中指が、腫れてきました。

そうです、昨年の後半、私を苦しめてきた…

 

 

 

  ばね指、再び

 

 

 

 昨年12月には、大会に出場するために、痛み止めの注射を撃ちました。その後は、痛みも嘘のようになくなっていました。

 

 

 

 

「注射は、痛めることになるので、何度も打てません。次、同じように、跳ねたら手術ですね」

 

 

 

 

 年上の美人の女医さんに、そう言われていました。

 

 

 日に日に強くなる痛みと腫れ。あの時と同じような痛みの拡がりが見られます。

 

 

 

 そして、今朝、遂に……

 

 

 

  ぱきんっ!  

   指 跳ねました…

 

 

 

 

 

 連休明け、通院してきます。

 

 

 

 

 

 

 このブログ、アーチェリーよりも、次々と襲い掛かってくる怪我のネタが多い気がするのは、気のせいでしょうか(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

046 ワールドアーチェリー最高です。

 

 

 入院しています。日々、激痛と戦っております。

 

 

 

 入院と言えば、暇な時間の過ごし方が、ポイントとなりますね。

 

 

 15年前は、クロスワードパズル(雑誌)や漫画(ゴルゴ13バガボンドなど)を読んだり、大して観たくもないTVを観て時間を潰してました。

 

 

 10年前は、ポータブルのDVDプレーヤーを持ち込み、レンタルしたDVDを観てました。枚数が多いので、レンタル料金はかなり行きましたが……。

 

 

 今回は、スマホがあります。YouTubeで、ただで動画見放題です。ワイヤレスのイヤホンがあり、スマホの画面が大きいこともあり、快適に見ています。ここの病院はWi-Fiがフリーなので、大変ありがたいです。

 

 

 

 

 

 

 何を観ているのか……

 

 

 

 

 

 

 これ、知ってますか?


f:id:archery2017:20180131091858j:image

 

 

 

 

 

 普段、絶対にTVではやらないアーチェリーの試合の映像が観れるのです。しか無料で。

 

 

 

 これは凄いことですよね。

 

 

 まさに革命です。 

 

 

 

 アーチェリーの試合は、一般の人が見ても、何にも楽しくないと思います。大きな大会でも、関係者(選手の彼女とか)以外が観客として来ているのを見たことはありません。

 

 

 だが、経験者にとっては、とっても面白いですよね。面白過ぎて、リオオリンピックでは、試合の映像(NHKで全試合を動画配信していた)を、入浴の度に、長湯をして、観てました(週末は2時間くらいも)。

 

 

 

 

 そして、入院中の今も、観ています。

 面白いですね。

 しかも、大変、勉強になります。

 

 取りかけは?

 セットアップの仕方は?

 ドローイングの軌道は?

 グリップの形は? 

 アンカーの位置は?

 肘の動きは?

         

 などなど、非常に興味深く観ています。表情を見ているのも楽しいです。アチャ本(雑誌アーチェリー)では、分からない「動き」が見れるので、最高に良いです。

 

 

 

 皆さん、オススメです。

 

 

 

045 腰痛で入院しました。

 

 

 先週から、左の臀部に強い痛みがありました。

 

 その後、徐々に悪化し、一昨日の夜から一気に痛みのレベルが跳ね上がりました。激痛エリアも、左の腰へと拡大し、地獄です。

 

 激痛で寝返りできません。そんな訳で、一昨日の夜は、痛みに起こされ、ほとんど寝れませんでした。

 

 昨日は、朝から痛み全開でした。 

 身体を起こすことは全くできません。

 仰向け、うつ伏せ、できません。

 四つん這いですら、重みに耐えられず、断念です。

 

 抱えられて、涙流しながらイスに座ろうとしても、腰が上半身の重さに耐えることができません。上半身が、腰を力いっぱい押しているのです。

 

 

 

 私は今、地球の重力を、感じています。

 

 

 比較的OKなのは、右半身を下にして、身体を丸めた姿勢です。その姿勢のまま、小刻みに、もぞもぞしながら、5分かけて、3メートル移動しました。

 

 トイレの側へ移動したかったのです。

 

 

 

 さて、どうやって、「する」かな?

 

 

 

 

 あなたならどうしますか?

 

 

 

 

 案1 悶絶作戦

   妻に支えさせ、激痛に耐えながら立ち上が

   り、悶絶しながらトイレへ移動し、する。

 

 

 案2 ちょろちょろ作戦

   牛乳パックに、ちょろちょろ、する。

 

 

 案3 わんちゃん作戦

   犬用のオシッコシートに、する。

 

 

 案4 無になる作戦

   身体から意識を離脱させ、身体が勝手に

   行うことは、私とは関係ないこと、そう、

   全ては無。しちゃったとしても、それは

   私とは関係がない、私には何も無かった、

   私は今、無の境地にいるの、とする作戦。

 

 

 

 

 

 

 痛みでのたうち回っている父を、可愛い娘たちは、心配することなく、ゲラゲラ大笑いして見ていました。

 

 

 

 自分の心にとても素直な娘たち……

  そして

 どんなときも明るさを忘れない娘たち…

 

 

 軽く殺意。

 

 

 

 

 

これ以上、笑いを提供する訳にはいかない。

 

 

 

 

 かなり、激論を交わした挙げ句、結局、一番面白みのない案1を、ガッツで採用しました。 

 

 

 

 

   しました。

 

 

 

 

 めちゃめちゃ、辛かった、痛かったです。そして、文字通り支えになった妻に、感謝と、申し訳なさと。一人では「する」ことさえできない自分に無念。

 

 

 

 

 カッコ悪いおしっこはあるけど、

 カッコいいおしっこってないよなー

 

 

 そんなことを考えていました。

 

 

 

 

 

 で、

 

 

 介護なしでは、身体も起こせず、トイレにも行けない。通院したくても、激痛で車に乗れない。そもそも、駐車してるとこまで行けない。座れないから車椅子も絶対無理。痛みは増すばかり。家族の笑いも増すばかり…

 

 

 

 

 ん? 待てよ…… よく考えろ……

 

 

 

 通院は絶対必要。

 起き上がれないから、車まで行けない。

 車まで行っても、激痛で乗り込めない。

 乗り込めても、振動に腰が耐えられない。

 診察できても、激痛で帰れるとは思えない。

 

 明日は、家族は誰もいない。

 飯は食えても、おしっこ無理…

 

 

 おしっこ?

 遂にわんちゃん作戦発動か!? 

 

 

 待て待て待て待て、よく考えろ…

 

 

 こんなとき、日本中にいるであろう腰痛で起き上がれない人々は、一体どうしてるのだろう?

 

 

 

 ネットで調べても、期待する記事は出てこない。救急車を使うというのはあるが、それ以外はなかなかヒットしない…

 

 

 救急車の使用は、命に関わるときのみ

 

 

 多くの人と同じように、私もそう思います。

それだけに、かなり悩みました。

 

 

 

 

 

 こんなときこそ、相談です。

 

 

 

 

 

 #7119 相談ダイヤル

 

 救急車を呼ぶべきか、やめるべきか、悩んだら、すぐ電話してね、という例の電話です。


f:id:archery2017:20180129215843j:image

 

 

 

「命に全く関わらないことなのですが、電話しても良かったでしょうか?」

 

「はい、大丈夫ですよ。どうされましたか?」

 

「お忙しいところ、申し訳ございません、調べても、よく分からなかったので、教えていただけたらと思い電話しました。」

 

「かしこまりました。看護師に代わりますね。」

 

 

 なるほど、まず交換士が出て、緊急か否かを即断するんだな… そして、看護師が専門的な対応をするんだな…。

 

 

 

 そして優しい看護師さんに、病院へ行く手段について悩んでいることと詳しい症状を伝えました。

 

 

「呼ぶべきです。

 それ以外に選択肢はないと思います。」

 

「そうですか。でも生き死にに関係ないですよ」

 

「通院は絶対に必要です。生活が全く成り立たない状態ですよね。起き上がることも、這うこともほとんどできないのであれば、自力の通院は無理ですよね」

 

「こういうとき、他の人はどうしてますか?」

 

介護タクシーもありますが、専門的な人が数人いないとタクシーまで乗せれないですよ。体重は軽い方ですか?」

 

「重い方です。」

 

「しかも、普通の車なら雪道はすごい振動ですよね。腰、耐えられないですよね。」

 

「そ、そうですね。」

 

「私の方で今、119番に電話して、救急車の要請しますが、よろしいですか?」

 

「忙しいのに申し訳ないですので、自分で電話します。本当にありがとうございました。感謝します。」

 

 ガチャん。

 

 

 

 

 それでも、呼ぶことに抵抗がありました。

 

 葛藤すること15分間…

 

 

 常日頃より、命を救う救急車を、しょーもねーことに使ったり、タクシーと勘違いしてる奴らに、私は激しい憤りを感じています。

 

 救急車を見かける度にいつも

「間に合ってくれ、大丈夫でありますように」

 と念じている私です。

 

 私が救急車を呼んだせいで、助かるべき命が、助からなくなったらどうしようか? 

 

 迷いに迷いました。

 

 

 

 

 恐る恐る119番に電話しました。

 

 

 まず、電話したことを全力で謝り、119番に電話した経緯を簡潔に伝え、

「ダメならダメでいいです」とか、「救急車に何台か余裕ができた時にして下さい」とか「こんなことで呼んでも良いのでしょうか」とか、言いました。

 

 #7119に電話していたことで、トントントンと話が進みました。

 

 

 救急車が到着し、屈強なプロの人に3人がかりで家から運ばれ、ストレッチャーに固定され、車内へ。

 

 あり得ないくらいの安定感で運んでいただきました。激しい痛みがあまりにも出なかったので、

 

「あれ? まずい。

 いつの間にか治っていたのかも。

 どうしよう、 

 呼ばなくて良かったんではないのか? 

 あー、ごめんなさい、申し訳ないです。」

 

と思いました。

 

 

 

 ちなみに、病院につくと、家の時と同じように、というか、更に激しく痛かったです。

 

 

 

 ホッとしました。(?)

 

 

 

 

 

 

 #7119の交換士さん、看護師さん、119の交換士さん、救急隊員さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

 検査と診察後、即入院となりました。あのとき、入院していなければ、その後に起きた激痛への対応ができなかったと思います。  

 

 ありがとうございました。感謝感謝です。

 

 

 

 

 

 わたし的には、あのとき呼んでホントに良かったのですが、救急の立場で見たときに、呼んでしまって、本当に良かったのか、未だに悩んでいます。

 

 

 

 

 

 アーチェリー、また、しばらくお休みかも……

 

 
f:id:archery2017:20180129231031j:image