アーチェリーに燃える親父のブログ

45歳で再び始めた男の紆余曲折悪戦苦闘日記

046 ワールドアーチェリー最高です。

 

 

 入院しています。日々、激痛と戦っております。

 

 

 

 入院と言えば、暇な時間の過ごし方が、ポイントとなりますね。

 

 

 15年前は、クロスワードパズル(雑誌)や漫画(ゴルゴ13バガボンドなど)を読んだり、大して観たくもないTVを観て時間を潰してました。

 

 

 10年前は、ポータブルのDVDプレーヤーを持ち込み、レンタルしたDVDを観てました。枚数が多いので、レンタル料金はかなり行きましたが……。

 

 

 今回は、スマホがあります。YouTubeで、ただで動画見放題です。ワイヤレスのイヤホンがあり、スマホの画面が大きいこともあり、快適に見ています。ここの病院はWi-Fiがフリーなので、大変ありがたいです。

 

 

 

 

 

 

 何を観ているのか……

 

 

 

 

 

 

 これ、知ってますか?


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 普段、絶対にTVではやらないアーチェリーの試合の映像が観れるのです。しか無料で。

 

 

 

 これは凄いことですよね。

 

 

 まさに革命です。 

 

 

 

 アーチェリーの試合は、一般の人が見ても、何にも楽しくないと思います。大きな大会でも、関係者(選手の彼女とか)以外が観客として来ているのを見たことはありません。

 

 

 だが、経験者にとっては、とっても面白いですよね。面白過ぎて、リオオリンピックでは、試合の映像(NHKで全試合を動画配信していた)を、入浴の度に、長湯をして、観てました(週末は2時間くらいも)。

 

 

 

 

 そして、入院中の今も、観ています。

 面白いですね。

 しかも、大変、勉強になります。

 

 取りかけは?

 セットアップの仕方は?

 ドローイングの軌道は?

 グリップの形は? 

 アンカーの位置は?

 肘の動きは?

         

 などなど、非常に興味深く観ています。表情を見ているのも楽しいです。アチャ本(雑誌アーチェリー)では、分からない「動き」が見れるので、最高に良いです。

 

 

 

 皆さん、オススメです。

 

 

 

045 腰痛で入院しました。

 

 

 先週から、左の臀部に強い痛みがありました。

 

 その後、徐々に悪化し、一昨日の夜から一気に痛みのレベルが跳ね上がりました。激痛エリアも、左の腰へと拡大し、地獄です。

 

 激痛で寝返りできません。そんな訳で、一昨日の夜は、痛みに起こされ、ほとんど寝れませんでした。

 

 昨日は、朝から痛み全開でした。 

 身体を起こすことは全くできません。

 仰向け、うつ伏せ、できません。

 四つん這いですら、重みに耐えられず、断念です。

 

 抱えられて、涙流しながらイスに座ろうとしても、腰が上半身の重さに耐えることができません。上半身が、腰を力いっぱい押しているのです。

 

 

 

 私は今、地球の重力を、感じています。

 

 

 比較的OKなのは、右半身を下にして、身体を丸めた姿勢です。その姿勢のまま、小刻みに、もぞもぞしながら、5分かけて、3メートル移動しました。

 

 トイレの側へ移動したかったのです。

 

 

 

 さて、どうやって、「する」かな?

 

 

 

 

 あなたならどうしますか?

 

 

 

 

 案1 悶絶作戦

   妻に支えさせ、激痛に耐えながら立ち上が

   り、悶絶しながらトイレへ移動し、する。

 

 

 案2 ちょろちょろ作戦

   牛乳パックに、ちょろちょろ、する。

 

 

 案3 わんちゃん作戦

   犬用のオシッコシートに、する。

 

 

 案4 無になる作戦

   身体から意識を離脱させ、身体が勝手に

   行うことは、私とは関係ないこと、そう、

   全ては無。しちゃったとしても、それは

   私とは関係がない、私には何も無かった、

   私は今、無の境地にいるの、とする作戦。

 

 

 

 

 

 

 痛みでのたうち回っている父を、可愛い娘たちは、心配することなく、ゲラゲラ大笑いして見ていました。

 

 

 

 自分の心にとても素直な娘たち……

  そして

 どんなときも明るさを忘れない娘たち…

 

 

 軽く殺意。

 

 

 

 

 

これ以上、笑いを提供する訳にはいかない。

 

 

 

 

 かなり、激論を交わした挙げ句、結局、一番面白みのない案1を、ガッツで採用しました。 

 

 

 

 

   しました。

 

 

 

 

 めちゃめちゃ、辛かった、痛かったです。そして、文字通り支えになった妻に、感謝と、申し訳なさと。一人では「する」ことさえできない自分に無念。

 

 

 

 

 カッコ悪いおしっこはあるけど、

 カッコいいおしっこってないよなー

 

 

 そんなことを考えていました。

 

 

 

 

 

 で、

 

 

 介護なしでは、身体も起こせず、トイレにも行けない。通院したくても、激痛で車に乗れない。そもそも、駐車してるとこまで行けない。座れないから車椅子も絶対無理。痛みは増すばかり。家族の笑いも増すばかり…

 

 

 

 

 ん? 待てよ…… よく考えろ……

 

 

 

 通院は絶対必要。

 起き上がれないから、車まで行けない。

 車まで行っても、激痛で乗り込めない。

 乗り込めても、振動に腰が耐えられない。

 診察できても、激痛で帰れるとは思えない。

 

 明日は、家族は誰もいない。

 飯は食えても、おしっこ無理…

 

 

 おしっこ?

 遂にわんちゃん作戦発動か!? 

 

 

 待て待て待て待て、よく考えろ…

 

 

 こんなとき、日本中にいるであろう腰痛で起き上がれない人々は、一体どうしてるのだろう?

 

 

 

 ネットで調べても、期待する記事は出てこない。救急車を使うというのはあるが、それ以外はなかなかヒットしない…

 

 

 救急車の使用は、命に関わるときのみ

 

 

 多くの人と同じように、私もそう思います。

それだけに、かなり悩みました。

 

 

 

 

 

 こんなときこそ、相談です。

 

 

 

 

 

 #7119 相談ダイヤル

 

 救急車を呼ぶべきか、やめるべきか、悩んだら、すぐ電話してね、という例の電話です。


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「命に全く関わらないことなのですが、電話しても良かったでしょうか?」

 

「はい、大丈夫ですよ。どうされましたか?」

 

「お忙しいところ、申し訳ございません、調べても、よく分からなかったので、教えていただけたらと思い電話しました。」

 

「かしこまりました。看護師に代わりますね。」

 

 

 なるほど、まず交換士が出て、緊急か否かを即断するんだな… そして、看護師が専門的な対応をするんだな…。

 

 

 

 そして優しい看護師さんに、病院へ行く手段について悩んでいることと詳しい症状を伝えました。

 

 

「呼ぶべきです。

 それ以外に選択肢はないと思います。」

 

「そうですか。でも生き死にに関係ないですよ」

 

「通院は絶対に必要です。生活が全く成り立たない状態ですよね。起き上がることも、這うこともほとんどできないのであれば、自力の通院は無理ですよね」

 

「こういうとき、他の人はどうしてますか?」

 

介護タクシーもありますが、専門的な人が数人いないとタクシーまで乗せれないですよ。体重は軽い方ですか?」

 

「重い方です。」

 

「しかも、普通の車なら雪道はすごい振動ですよね。腰、耐えられないですよね。」

 

「そ、そうですね。」

 

「私の方で今、119番に電話して、救急車の要請しますが、よろしいですか?」

 

「忙しいのに申し訳ないですので、自分で電話します。本当にありがとうございました。感謝します。」

 

 ガチャん。

 

 

 

 

 それでも、呼ぶことに抵抗がありました。

 

 葛藤すること15分間…

 

 

 常日頃より、命を救う救急車を、しょーもねーことに使ったり、タクシーと勘違いしてる奴らに、私は激しい憤りを感じています。

 

 救急車を見かける度にいつも

「間に合ってくれ、大丈夫でありますように」

 と念じている私です。

 

 私が救急車を呼んだせいで、助かるべき命が、助からなくなったらどうしようか? 

 

 迷いに迷いました。

 

 

 

 

 恐る恐る119番に電話しました。

 

 

 まず、電話したことを全力で謝り、119番に電話した経緯を簡潔に伝え、

「ダメならダメでいいです」とか、「救急車に何台か余裕ができた時にして下さい」とか「こんなことで呼んでも良いのでしょうか」とか、言いました。

 

 #7119に電話していたことで、トントントンと話が進みました。

 

 

 救急車が到着し、屈強なプロの人に3人がかりで家から運ばれ、ストレッチャーに固定され、車内へ。

 

 あり得ないくらいの安定感で運んでいただきました。激しい痛みがあまりにも出なかったので、

 

「あれ? まずい。

 いつの間にか治っていたのかも。

 どうしよう、 

 呼ばなくて良かったんではないのか? 

 あー、ごめんなさい、申し訳ないです。」

 

と思いました。

 

 

 

 ちなみに、病院につくと、家の時と同じように、というか、更に激しく痛かったです。

 

 

 

 ホッとしました。(?)

 

 

 

 

 

 

 #7119の交換士さん、看護師さん、119の交換士さん、救急隊員さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

 検査と診察後、即入院となりました。あのとき、入院していなければ、その後に起きた激痛への対応ができなかったと思います。  

 

 ありがとうございました。感謝感謝です。

 

 

 

 

 

 わたし的には、あのとき呼んでホントに良かったのですが、救急の立場で見たときに、呼んでしまって、本当に良かったのか、未だに悩んでいます。

 

 

 

 

 

 アーチェリー、また、しばらくお休みかも……

 

 
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044 グリーンバッチをいただきました。

 

 

 昨年8月に書いた記事(009 アーチャーの証)のその後の話です。

 

 先に009の記事をご覧いただけると良いかと思います。

 

 

 

 

 昨年8月のある日のこと、私は、半分合ってて、半分間違ってる内容を書きました。

 

 

 

 ということで、グリーンバッチについてまとめてみました。

 

 

 

 

(1)グリーンバッチの必要性

 

  ・無くても出場できるものがあるが、ほとん

   どの大会、競技会では、出場資格の一つと

   されている。

 

  ・ほとんどの練習場では、一人で射つときに

   必要とされている。

 

 

 

(2)グリーンバッチの取得条件

  

  ・全日本アーチェリー連盟への所属が必要。

 

  ・得点の基準を満たすこと。

  

  ・3級以上の公認審判員が立ち会った競技会

   での点数が基準得点となる。

 

  ・競技会は、アウトドア、インドア、

   フィールドのどれでもいい。

  

  ・基準得点

   アウトドア 30м 36射 200点以上

   インドア  18м 60射 240点以上

   フィールド 12標的   50点以上


  ・安全ルール、マナーを取得していること。

 

 

 

(3)グリーンバッチのその他

 

  ・バッチは形状が変わった。

  

  ・500円が、800円に値上がりした。

 

  ・全てのバッチは、通し番号が明記されて

   おり、連盟で管理をする。本人確認がで

   きる。

 

 

 

 ただし、地区の協会によって、ほんの微妙な違いがあるかもしれませんので、取得を考える際は、改めて地区の協会にご確認下さい。

 

 

 

 

 

 

 さて、私の話…

 

 

 昨年8月に点取りをして、点数取り過ぎちまったぜー、なんてことを、ほざいておりましたが、練習での自己申告では、お話にならないということが、上記の通り、発覚しました。

 

 

 前回述べたように、全日への登録が受理されるのに、非常に日数がかかりました。

 

 椎間板ヘルニア、ばね指、肩関節炎などの故障が相次ぎ、練習もままならない涙の日々が続きました。

 

 11月に、公認の記録会で、240点以上を取ることができ、基準得点はクリアしました。

 

 

 

 

 随分と時間はかかりましたが、やっと手にしました、グリーンバッチ。

 
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 笑われると思いますが…

 何か とても嬉しいです。

 

 
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 アーチェリーを始めて八ヶ月かかって、ようやくアーチャーの証を手にしました。

 
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  今までのしょぼいバッチには、比較にならないほど、カッコいいです。

 

 

 
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思い出話 『グリーンバッチと私』

 昔のバッチには登録番号が刻印されていない

 

 

 

 

①グリーンバッチの取得の瞬間(高校一年)

 

 

 あるアーチェリー業界の人との会話。

 

 

「グリーンバッチ持ってるの?」

 

 「グリーンバッチって?」

 

「大会に出るとき必要なんだ」

 

 「ふーん」

 

「はい、1人 500円」

 

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 「こんなチンケなものが500円もするん

  ですか。詐欺ですね」

 

「アーチェリーは、ま、そういうもんだな」

 

 

 

 今回のような感慨は、当然ない。

 

 

 

 

 

 

 

②グリーンバッチを手放す瞬間(高校三年)

 

 

 ある後輩との会話。

 

 

 

「グリーンバッチ持ってるの?」

 

 「グリーンバッチって?」

 

「大会に出るとき必要なんだ」

 

 「そうですか」

 

「あげるか?」

  

 「いいっすか、ありがとうございます」

 

「こんなチンケなものが500円もするんだぜ」

 

 「詐欺ですね」

 

「アーチェリーは、ま、そういうもんだな」

 

 

 

 寂しさは、当然ない。

 

 

 

 

 

 

③グリーンバッチの取得の瞬間(大学一年)

 

 先輩との会話。

 

 

「経験者でしょ、グリーンバッチ持ってんの?」

 

 「後輩にあげちゃいました」

 

「は? バカ!」

 

 「すいませんでした」

 

「やるから、500円出しな」

 

 「こんなもんでもないとまずいんですかね」

 

「は? アホか!」

 

 「すいませんでした」

 

 

 

  ありがたみなど、当然ありません。

 


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 その時のバッジ、今でもクイーバーに付けています。効力ゼロですが 笑。

 

 

 

043 全ア連の会員に復帰しました。

 

 

 申請を上げてから、かなりの月日が流れました。

 

 

 

 

  一体、いつ来るんだ、会員証ー!

 

  大丈夫か、全ア連ー!

 

 

 

 

 

 

 

 大会の度、弓具検査では…

 

  「会員証は?」

  「今、申請中なんです。」

  「はい。」

  

  というやり取りを繰り返していました。

 

 

 

 

 

 

 

 申請を上げて半年(多少誇張)が経ったある日、ようやく手元に届きました、会員証!!

 

 

 期待に胸膨らませ、拝みました。

 

 

 

 

 

 




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  あれ? 

 

 

  しょぼい。

 

 

  何も感じない……

 

 

 

 

 

 だって、かつての会員証はこんなにカッコ良かったのです。

 

 

 

 

 
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 あの頃の会員証は、

 若人達の燃え盛る情熱を感じさせる武骨さがありました。好きでした。好き過ぎて、未だに大切に保管してました。

 

 

 

 それがどうしたことでしょうか、こんな無味乾燥のシロモノになっちまいまして。

 

 

 

 

 ショックです。

 

 

 

 

 

 

 

 そうして、ショックを受けつつも、全ア連の一員に復帰しました。

 

 

 

 

 

 

 全ア連の一員に復帰できたことは、実は…

 

 

 

 

 とても嬉しいです。

 

 

 

 

 

 全ア連の一員として、頑張ります!!

 

 

 

 

042 ポイントがツートンカラーです。


 寒い冬ですね。

 外は雪です。






 さて問題です。




 ポイントが、ツートンカラーです。 
 どうしたのでしょうか?












 ヒント画像です。













 どうでしょう、お分かりですか?










 では、解答です。






 いつもより高い音がしました。








近付くと…



Oh !!


青ざめました。








よく見ると…



Ohー !!







  一週間後、家族に気付かれました。






 妻と娘達が直ちに集合し、詳細なチェックが始まりました。




 その様子を数メートル離れたところから、乾いた笑顔で眺める私…









 うん、うん、ま、うむ…
 ははは。
 クロスの余りを貼ってふさいどくね。



 と試しに言ってみました。







 すると、


 何ということでしょう。


 あの心の狭いキツイ女どもが、責めることもなく、おっちょこちょいなんだからー的な感じで、笑って許してくれるではありませんか。







 そうして、明るい雰囲気の中、事件は収まりました。








 ほっと肩を撫で下ろす私…


 そして…


 自然と口元がニヤリとしてしまうのです。







 ふっ、愚か者め…








 別の意味で、ほっとしたのです。








 お気づきですか?







 ちょっと、振り返ってみましょう。






 この写真を見て、あなたは、何かお気づきにはなりませんか?






 そうです、実はですね、


 あるんです…






 他にも打ち込んだ穴が……







 ちーん。







 しかも ダブル。




 
 は は は … 。


 ラッキー!

041 初詣に行きました。

 

 

 一月八日、初詣に行ってきました。

 

 久々の初詣でした。

 

 

 

 

 

 アーチェリーを始めた私は……

 

 初めて買いました。

 

 

 

 

 

 

 

破 魔 矢
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 これまでも気には なっていましたが、高価で買うことを躊躇していました。

 

 しかし、アーチャーとなった私は、ためらうことなく買わせていただきました。

 

 

 

 

 しかも、絵馬付き。

 

 センターロッド買ったら、ダンパー付き、みたいな感じです。

 

 

 

 

 

 何を書こうか…

 

 

 

 

 ① 選手権大会出場

 ② 大会で入賞(小規模大会でも良し)

 ③ ショートハーフ600点

 ④ 怪我、病なく続ける

 

 

 

 熟考に熟考を重ね、厳選した願いを4つ、絵馬に書き記したのです。

 

 

 

 

 

 

 ところで、

 

 写真見て、気付きましたか?

 

 矢の端っこ、

 私のノック色にしてみました(笑)

 

 

 

 

 この破魔矢、アーチャーな私を、強力にサポートしてくれるでしょう。

 

 

 

 

 2018年、破魔矢に護られながら、アーチェリー、頑張ります!!

 

 

 

 

 

040 箱根駅伝でした。

 

 謹賀新年

 

 さてさて、新しい年を迎えましたね。

この年末年始は、大忙しでした。

 

 

 忙し過ぎて…

 

 

 いつもは紅白歌合戦を見ながら年賀状を書くのですが、今年は、箱根駅伝(復路)を見ながら書くことになってしまいました。

 

 

 箱根駅伝

 

 母校が上位で頑張っていたので、応援に熱が入り過ぎて、年賀状書きは一向に進まないのでした。

 

 大学時代、一度だけ応援に行きました。二日目、芦ノ湖、復路のスタート地点です。

 

 その日、私は仲間と共に、朝の4時過ぎに芦ノ湖に到着しました。駅伝の像と写真撮影をしたり、応援の練習をしたりしていました。とにかく、寒かったです。

 

 スタート地点近辺は、それぞれの大学の応援エリアが決められています。日の出前から続々と、学ラン姿のあちこちの応援団が現れます。そして、スタートの1時間前には、各大学の応援部隊の集結が完了し、応援が始まるのでした。

 

   エールに、三三七拍子……

 

  頑張ります。

 

 大学歌、応援歌………

 

  知ってる歌は大声で、知らない歌は

  口パクで…。

 

 

 箱根の山に、若人達の熱き声がこだまします。

 

 

 しかし…

 

 1時間もやり続けると…

 

 飽きる

  (ごめんなさい)

 

 

 

 歓声が一気に大きくなる。

 

 … 始まった??

 

 

 号砲は、激しい応援に掻き消されて分かりません。

 

 

 ボルテージが一気にMAXに。

 

 

 

 そして、選手が…

 

 来たー!

 

 

 

 えっ?

 

 ええぇー?

 

 

 

 ほんの一瞬でした。

 

 あまりにも速く、短距離走の速度で駆けていきました。TV中継とは全く異なります。選手が見えた瞬間、既にその姿は消えているのです。あんなスピードで長距離を走り続けるなんて……

 

 

 

 凄すぎる

 

 

 

 

 そしてもうひとつ凄いこと。

 

 応援団。

 

 彼らは、日本中が注目するこの大舞台で、世界で一番大きな声で応援しているにもかかわらず…

 

 

 

 選手に背を向けている。

 

 

 

 立ち位置を考えると理解できると思いますが、彼らは選手を全く見ることができないのです。

 

 

 

 この姿に 心底、感動しました。

 

 

 

 

 

 日の出前に集合し、一時間以上応援し、選手を見たのは一瞬で、撤収もあっという間でした。

 

 

 

 

 

 あの日、応援に行って本当に良かったと思います。心に深く刻み込まれた思い出のひとつです。おかげて、今でもお正月は、テレビに釘付けで応援しています。熱が入ります。

 

 

 今年も 感動の涙、泪、涙でした。

 

 

 

 ありがとうー!

 

 

 

 感動を与えてくれた選手にお礼を言うと、私の箱根駅伝が終わります。

 

 気付くとテレビの前のテーブルの上には、ティッシュの巨大な山が築かれているのでした。

 

 

 

 

 元旦はいつもよりも早く寝ます。

 

 

 

 

 

 

 

追記

 

 

 あの日、私は応援に行くために、帰省していた実家から、一月一日に、自分の家へ戻りました。「お正月にやっと帰ってきたんだから、あと1泊くらいしていきなさい」という母の言葉にカッコよく背を向けて…

 

 

 

 翌日…

 

 

 

 仲間からの電話で目を覚ましました。

 そして、テレビをつけると、そこには…

 

 

 

 既に4区。

 

 

 

 

 駅伝初日、現地で応援するために、父と母、ついでに遠距離恋愛の彼女にも背を向け、元旦に戻ってきたにもかかわらず……

 

 

 

 寝過ごしました。

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなも全部ひっくるめて、色んな想い出と熱い思いを持って、箱根駅伝の中継にかじりついているのでした。