007 20年以上前のノートが発掘された
ノートが発掘されました。
大学時代に書いていたアーチェリーメモノート。クイーバーに入れて、試合中もこのノートを確認していました。
ちょっと見てみますか?
丁寧に書いているページ
勢いで書いているページ
メモは大事。とっても大事、とにかく大事です。
今はスマホのメモ機能など使ってメモしたりしています。
声を大にして、私は私にに言いたい!
メモすることは大事、
そのメモ読むことはもっと大事!
私の記憶力では、メモしないと綺麗さっぱり抜けてしまうのです。効率の良い練習のためには、私にとってはメモがとっても大事で、積み立てた財産だったりするのです。
005 努力できることに感謝してます。
高校時代(実質2年2ヶ月)、とにかくうまくなりたくて、そして全国大会(国体、インターハイ)の出場を目指していました。
大学時代(実質2年半)、団体戦のメンバーになって王座で戦うこと、個選を勝ち抜いて全国大会で戦うことを目指して頑張っていました。
社会人(実質2年間)になっても、全国大会(国体、SA)の出場を目指していました。
情熱を燃やしていました。
特に学生時代は青春のすべてを注いだと言っても過言ではないと思います。
高校時代、地域の小さな大会なら勝てるようになりました。
大学時代、団体戦のメンバーとして活躍することができました。関東個人選手権大会では3年連続で予選を通過して本選に進出できました。
社会人では、SAで1勝することができました。
そこそこの活躍はでき、勝つ喜びも十分に得ることができたと思います。
大学時代の引退試合となった個人選手権の本選では最終射を30金で終え、やり切ったと誇らしげに思いました。
残念ながら全国大会出場は一度も成し遂げることができませんでしたが…。
そして、今…
アーチェリーを再び始めました。競技がしたくなりました。大会に出場し、あの空気を吸いたくなったのです。本気の集中力を発揮したくなったのです。
目標 半年後のインドアの大会への出場
具体的には、目標を2月の地元のインドア選手権大会への出場としました。
選手としてシューティングラインに立ち、72本射ち切ることが第一の目標です。
ゴム引きしたり、竹弓引いたり、目標に向かっての努力を少しずつ始めました。すると学生時代には全くなかった感覚が起きました。
射つこと自体が、
とても楽しい、とても嬉しいのです。
社会人となり仕事は激務で時間はなく、できた時間は家族サービス(まーこれはこれで満足)と家事で終わる。それが、今は自分のために射ができる。時間はわずかだが、とても素敵な時間だ。心から射てることに感謝の念が湧いてくる。
目標に向かっての努力を素直に楽しめる自分がいる。
シューティングラインで斜め60度に顔を上げ、「ありがとう」と心の中でつぶやき、そして微笑むと、体中を清流が流れ、そして澄みわたるのです。
練習が終わる時間が来ると、もっとこの時間を過ごしていたい…という思いに後ろ髪を引かれます。
学生時代にはなかったこの感じ、これからも大事にしていきたいです。
弓を片手に、ありがとうをつぶやき、
微笑んでいきたいです。
004 ファーストリムを買いました。
六月下旬のことでした…
弦を張って、普通の素引きをしてみたい。
そんな希望を持ちながら、色んなことを考えていました。射形を作って行くためにはやはり軽いのから徐々に上げていきたい!
という訳で、28ポンド前後で一番安いリムを捜索しました。もちろん一番安いリムに決定です。カーボン無しのグラスリムです。
ではポチるか。 いや待てよ…
ここで大きな問題に気がつきました。
日頃、私が、倹約しろー、無駄遣いすんなー、と家族に言ってるもんだから、私宛の宅急便が来ると「検閲官たち」は怖い顔してこう言うのです。
は? 中身は何?
酒もタバコも博打も女も全くやらない私は、金のかからない優良な男です。確かに男のロマン(趣味)には多少、金を注ぎ込む傾向はありますが…。
しかし、そんなのは大した問題はないのです。だが、他者との比較ができない我が妻子の検閲は非常に厳しいのです。しかもアーチェリーが「金のかかる道楽」であることを知っているのです。
いくら最低価格のリムだと言ったとこで11000円は、Hey!Say!JUMPのファンクラブの2年分の会費です。彼女らが理解を示すはずがないのです。
…私、考えました
翌日…
「通販で買い物をしたいのですが、家族にバレるとまずいものなので、Оさんのお宅に配送させてもらえませんか?」
信頼している職場のОさんにお願いしました。即座にアダルトものだと察したОさんは困惑した表情で
「中身は何?」
「男のロマンです」
「え?」
正直に答えたら、余計怪しい方に…
その後、きちんと詳しく説明しました。
4日後、出勤すると、Оさんが大きな箱を渡してくれました、素敵な満面の笑みとともに…
「昨日うちに届いたよ、はい、男のロマン♪」
…職場の同僚が何人も振り返ります…
やばい、誤解されてるかも(汗)
「奥さんにバレないように気をつけてね♡」
ちーん
…優しいお言葉に、振り返った同僚の表情が
強ばります。
まずい、完全に誤解されてる(汗)
「どうやって使うの?」
左手を握ってハンドルのジェスチャーをする
右手でリムを握っているジェスチャーをする
そして左手に右手を寄せながら…
「こうやって挿して使います」
あれ? 間違えたかも。詰んだかもしれんね。
とは言え、
…Оさん、ありがとう。
003 弓を使ってゴム引きです。
六月上旬の話です…
竹の弓の導入以降も、継続してやっていたただのゴム引き。日々続けていたら、段々といい感じになってきました。何だかうまいげな雰囲気が醸し出されてきた気がします。
次の段階へステップアップ…
ゴム引きハイパー!
射形を更に良くすることと押手の肩を強化することをねらい、弓を使ったゴム引き練習を開始しました。まー、最大の効果は、アーチェリーをやった気になって、盛り上がる!ということですね。
■ゴム引きハイパー(弓を使ったゴム引き練習)の正しいやり方
用意するもの
①セラバンド(強度5)
②弓(リム以外フル装備)
手順
①裸
②弓を持つ
③ボウスリングかフィンガーをつける
④ゴムの端を前足で踏む。
⑤ゴムの中ほどをグリップにかける
(握り込んでもいい)
⑥ゴムの端を後ろの手で握る
⑦実際の矢を射る動作を行う。
(フォロースルーまでしっかりと)
留意点
・筋肉の動きなどを確認するため、
裸になって鏡の前に立つこと。
・誤解を避けるため、目立たないように行う。
はい、私、毎日、朝晩30分以上はやりました、居間の端っこの鏡に向かって。
気持ち悪がっていた家族も、一週間後には裸で鏡の前に立つ男に何も言わなくなりました。
【教訓】
裸であっても継続は力なり
002 竹の弓を作る
6月初めの話…
ゴム引きをみっちり三週間やりました。
で、そろそろ弓を引こうかと。
とは言え、いきなり40ポンドは無理難題です。
あるブログにこんなことが…
「初心者はまずは竹の弓で練習を積む」
そう書かれていました。
なるほどね。
竹の弓なんて見たことも触ったこともありませんが、とりあえずやってみることにしました。何事もチャレンジが大事です。
まずは早速ホームセンターへ。
竹(カット済)、ひも(草刈り機のエンジンをかける用のタフなヒモ)を買い、制作開始。
所々アーチャーっぽいこだわりも…
完成!
制作時間は、一時間半。
この弓は100%私の練習のためのものです。ですが、せっかくなので、子供の笑顔と父の株価上昇のため、「子供におもちゃを作ってあげましたアピール」をしておきました。
子供たちの笑顔とそれを微笑ましく眺める父と母。幸せな家族の風景がそこにありました。
…ふっ、うまくいったぜ…
自分の趣味グッズを文句を言われずに、手にし、家族公認で居間で使う権利を手に入れることに成功です。
これは今後、本物の弓を居間で素引きできる権利を手にするための大きな足がかりになるはずです。
その上、きっと父の株価急上昇なのです。
ふふふ、
しかし、翌日帰宅すると、弓がふたつに、真ん中から真っ2つに折れていました。「もっと壊れないやつ作ってよー」
…株価下落。
では、これでどうだ!
制作時間は、プラス2時間。
完成度の高さに自画自賛です。もちろん子供たちに「君たちのお父さんってすごいよねアピール」をしておきました。
更に
竹竿の先にティッシュ丸めてつけて、矢が完成です。
いい感じ。
私がしっかり引き込んでも今度は余裕で大丈夫でした。
押手の肩はこうやって…、ドローイングはあーしてこーして…。うん、これはとてもいい練習になりそうです。
んーー、んーん、んん、ん
完成度に欲が出てきちゃいました。
更なる改良に着手。
制作時間は、プラス1時間半。
分かりますか?
答え…HOYTのグリップ
全体像はこんな感じ。
ハッハッハ、すごくいい。すごく楽しい!
制作費は400円(+グリップ)。
計測したら8ポンド。
6月初めに完成し、それ以降、現在に至るまで使ってます。射形作りに大活躍です。こいつはホントにすごいですと自画自賛なのです。
まさに、愛する相棒だ。
弓は英語で…
ふふ、寒いぜ。
だから俺はやめろって言ったんだぜ。
001 夢が見たくなった
今日は平成29年7月21日。話は5月に遡る。
45歳男。
働き盛りで仕事は忙しく、責任も重い。愛する子供は反抗期。白髪は増加、貯金は減少。まさかの中年太りが進行中。好きな趣味は時々楽しみ、自己満足。
そんな日々の中、沸々と湧いてきたある思い。ドンドン大きくなっていきました。
戦いたい
本気になって、勝負がしたい。
もう一度、全力で挑みたい。
学生時代、威張れる思い出は沢山ありますが、威張れるタイトルはありません。インターハイもインカレも国体も目指しましたが、出場できたことは一度もありません。ま、そんな程度です。
だけどね
アーチェリーに情熱を燃やし、練習を重ね、試合に挑み、勝利に歓喜し、敗北に泣いた、そんなかけがえのない充実した日々がありました。
夢に挑み続けた私の熱き青春でした。
2017年5月28日、最近何となく思っていたことを実行しようと考えた。再び青春の舞台に上がることを決意したのです。
翌日、鏡の前に立つ。
六月、引き始める。
七月、射ち始める。
そんな親父の青春日記が開幕です。